黒人トランス女性殺害事件、ヘイトクライム罪で初の有罪評決 米サウスカロライナ州

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殺害された黒人のトランスジェンダー女性ダイム・ドウさん/Courtesy Dime Doe family via AP

殺害された黒人のトランスジェンダー女性ダイム・ドウさん/Courtesy Dime Doe family via AP

(CNN) 黒人のトランスジェンダー女性ダイム・ドウさんが殺害された2019年の事件で起訴された米サウスカロライナ州の男が、米連邦ヘイトクライム(憎悪犯罪)罪で有罪評決を言い渡された。検察側は画期的な評決として評価している。

米司法省の24日の発表によると、「マシュー・シェパード&ジェームズ・バード・ジュニア・ヘイトクライム防止法」に基づき、被害者の性自認を動機とするヘイトクライム事件の裁判で被告人が有罪評決を言い渡されたのは初めて。

有罪を言い渡されたのはダクア・ラミーク・リッター被告。検察側によると、ドウさんとの性的関係のうわさが出回ったことにリッター被告が腹を立て、19年8月4日、ドウさんを呼び出して頭部を銃撃した。

検察側は「リッター被告がドウさんの性自認を理由に殺害したことを、合理的な疑いを越えて立証した」としている。

リッター被告は自分が着ていた服を焼却して銃を破棄し、調べに対して繰り返し、うそをついたとされる。

司法省によれば、リッター被告は終身刑を言い渡される可能性もある。

一方、弁護側は裁判の中で、検察側の主張には矛盾があり、証言の内容を変えた証人がいたなどと反論していた。

マシュー・シェパード&ジェームズ・バード・ジュニア・ヘイトクライム防止法は、同性愛者の学生だったシェパードさんと、黒人男性のバードさんが殺害された1998年の事件をきっかけとして、2009年に制定。連邦ヘイトクライム罪の定義が拡大され、性別、障害、性自認、性的指向を動機とする犯行もヘイトクライムと解釈されるようになった。

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