トランプ氏、「誇り高き反体制派」を自称 保守派の集会で

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「保守政治活動会議(CPAC)」で演説するトランプ前大統領=24日、米メリーランド州/Anna Moneymaker/Getty Images

「保守政治活動会議(CPAC)」で演説するトランプ前大統領=24日、米メリーランド州/Anna Moneymaker/Getty Images

メリーランド州オクソンヒル(CNN) トランプ前米大統領は24日、全米の保守系団体が集まる年次総会「保守政治活動会議(CPAC)」での演説で、自身を「誇り高き反体制派」と称し、大統領再選は同氏の支持者らにとって「解放の日」、政敵にとっては「審判の日」になると予告した。

トランプ氏は20日にも、自身の法的問題をロシアの反政権派指導者ナワリヌイ氏の獄中死になぞらえていた。

1時間半にわたるCPACの演説では「私たちは今、さまざまな意味で地獄にいる。バイデン大統領が民主主義に脅威を及ぼしているからだ」と主張。「私は前大統領として、また願わくば次期大統領としてだけでなく、誇り高き反体制派としてここに立っている。私は反体制活動家だ」と宣言した。

CPACは、連邦議会議事堂を対岸に望むポトマック河畔で4日間にわたって開催され、24日が最終日だった。議事堂は前回の大統領選後、不正を主張するトランプ氏の支持者らが起こした襲撃事件の舞台。CPACの会場では、選挙不正や同事件をめぐるトランプ氏側の主張が事実として受け止められていた。

トランプ氏は昨年のCPACで「皆さんのために報復する」と述べ、今秋の大統領選に向けたその後の遊説で同様の主張を展開してきた。

今年の演説ではさらに「皆さんの解放が私たちにとって究極の報酬となり、米国の空前の成功が私にとって究極かつ絶対的な報復となる」と力説した。

バイデン大統領が再選されれば米国は想像を絶する最悪の状態に陥ると予告し、「米国は破壊されようとしている」と主張。自身への投票が「自由へ戻る切符」になると訴えた。

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