米LA初の女性市長、バス氏が就任 ハリス副大統領の先導で宣誓

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就任宣誓式を終えたカレン・バス氏(左)に祝意を送るハリス副大統領/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

就任宣誓式を終えたカレン・バス氏(左)に祝意を送るハリス副大統領/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

(CNN) 米ロサンゼルス市長にカレン・バス氏が就任し、同市初の女性市長が誕生した。市庁舎で11日、非白人女性で初の副大統領、カマラ・ハリス氏が就任宣誓式を執り行った。

バス氏は2004年にカリフォルニア州下院議員となり、08年には黒人女性として全米初の州議会議長に。連邦下院議員を6期務め、ガーセッティ前市長の任期満了にともなう市長選で不動産王リック・カルーソ氏との激戦を制した。

バス氏の就任で、ニューヨーク、シカゴ、ヒューストンを加えた米4大都市の市長は全員、黒人がそろった。

バス氏は11日の演説で、市内の路上生活者が約4万人に及ぶという住宅危機への取り組みを強調。多くの市民が多世帯の同居を強いられ、仕事を掛け持ちしてようやく家賃を払っている状態だと述べた。

市内には全米で最も人口が密集している地区が複数あるとして住宅建設の推進を訴え、就任後はまずホームレス対策の緊急事態宣言を出すと表明した。

就任から1年間で1万5000人に住居を提供し、既存の予算を使ってホームレスのテント村をなくす計画だという。

地域住民を住宅、精神医療サービスへつなげるチームの育成にも力を入れる。さらに、精神疾患や薬物乱用の治療施設の収容能力を拡大し、防犯対策の強化に向けたパトロール警官の増員にも努める構えだ。

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