散歩中のチワワ、ピューマに襲われ死ぬ 米ロサンゼルス

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チワワを殺したピューマは、米国立公園局がGPSカラーを装着して追跡している「P―22」だった/From National Park Service

チワワを殺したピューマは、米国立公園局がGPSカラーを装着して追跡している「P―22」だった/From National Park Service

(CNN) 米ロサンゼルスのハリウッドヒルズで、住民の飼い犬のチワワが散歩中にピューマに襲われて死んだ。CNN提携局のKTLAが伝えた。

KTLAによると、チワワのミックス犬「パイパー」が襲われたのは今月9日の夕刻。住宅地の道路沿いの茂みの中からピューマが現れ、パイパーに飛びかかる様子を防犯カメラの映像がとらえていた。

パイパーはもう1匹の犬と一緒に、男性がリードを付けて散歩させていた。男性は「引っ張られるのを感じ、パイパーの甲高い鳴き声が聞こえた」「振り向くと顔が見えた。何なのか分からなかった」とKTLAに証言。「2、3秒の争いだった」「やつはパイパーを口にくわえていた。うなり声も上げず、物音は聞こえなかった。私にはどうすることもできなかった」と振り返った。

米国立公園局によれば、防犯カメラの映像などから判断すると、チワワを殺したピューマは、同局がGPSカラーを装着して追跡している「P―22」だった。

P―22は11歳のオスのピューマで体重は約55キロ。主にグリフィス公園で暮らしている。

P―22は2016年にも、ロサンゼルス動物園のコアラ1匹を殺した疑いがあるという。

同局によると、ロサンゼルス地域でリードを付けたペットがピューマに襲われた事案はほかに確認されていない。ただ、別の都市で同じような事案は報告されている。

パイパーの飼い主のダニエル・ジメネスさんは、愛犬を失って打ちのめされていると語り、パイパーは14年に引き取った保護犬で「最高に可愛かった」と振り返る。それでも「P―22に悪いことが起きてほしいとは思わない」「ただ、もうこんなことが起きないよう、みんなに気を付けてほしい」と話した。

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