米アルコール・たばこ・火器爆発物取締局に7年ぶりの正式局長、上院が承認

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スティーブ・デトルバック氏(左)とバイデン米大統領=4月11日米ワシントンDCのホワイトハウス/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

スティーブ・デトルバック氏(左)とバイデン米大統領=4月11日米ワシントンDCのホワイトハウス/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) 米上院は12日、アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)の局長にスティーブ・デトルバック氏を指名するバイデン政権の人事案を承認した。

全米各地で銃乱射事件が発生し、銃暴力への対応が叫ばれる中で、上院での承認はバイデン政権の成果となる。

ATFは2015年に前局長が退任して以降、局長代行による運営が続いていた。最後に上院が局長人事を承認したのは13年。

デトルバック氏は元連邦検事で、オバマ政権ではオハイオ州北部地区検事として上院から全会一致の承認を受けていた。

同氏は議会の公聴会で、政治的配慮に影響されずに職務を遂行すると約束。法執行機関は「悪者を捕まえ公衆を守る」のが務めとの国民からの信頼を築くために、その信条を貫くと述べていた。

ホワイトハウスは昨年デービッド・チップマン氏をATF局長に指名していたが承認を得られず、9月に人事案を撤回した。当時バイデン氏は承認失敗は共和党のせいだと批判していたが、穏健派の民主党議員や無所属議員からもチップマン氏の銃規制に関する過去の言動に懸念の声が出ていた。

銃規制政策は激しい政治的議論の対象となるため、ATF局長の承認は難題となっていた。

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