テキサス州乱射 容疑者の母親が警察に問い合わせ、銃所持を懸念で

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エルパソでの犠牲者に贈られた国旗や花など。容疑者の母親が事件前に警察に対して、息子の銃所持に関連して問い合わせを行っていたことがわかった/Joel Angel Juárez for CNN

エルパソでの犠牲者に贈られた国旗や花など。容疑者の母親が事件前に警察に対して、息子の銃所持に関連して問い合わせを行っていたことがわかった/Joel Angel Juárez for CNN

(CNN) 米テキサス州エルパソで起きた銃乱射事件で、パトリック・クルシウス容疑者の母親が事件の数週間前、息子によるアサルトライフル系の銃の所持を懸念して警察に問い合わせていたことが分かった。家族の弁護士がCNNに確認した。

弁護士2人は母親が警察に連絡した理由について、息子の年齢や成熟度、銃器を扱う経験の不足を考えて心配になったためとしている。

電話応対した公安担当官は母親の話を基に、21歳の息子は合法的な銃購入が許されていると説明。母親は自分や息子の名前を告げず、警察の側でも電話中に追加の情報提供を求めることはなかったという。

母親の問い合わせにあった銃が犯行で使われたものと同一かどうかは不明。

警察は声明で、クルシウス容疑者と警察の接触は軽微な事案3件のみだったと言及。自宅に強盗が入ったとの誤った通報が寄せられた件、交通事故に巻き込まれたバスに容疑者が乗客として乗っていた件、家出したものの30分後に戻った件を挙げた。

弁護士によると、母親の問い合わせは情報を求めることが目的で、息子が他人に脅威を及ぼしていると心配したわけではなかったという。

クルシウス容疑者は3日、エルパソの小売店で22人を殺害、20人以上を負傷させた。殺人の疑いで訴追され、現在はエルパソの収容施設に勾留されている。

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