ジャスティン・ティンバーレイク、ライム病の診断公表 今後の活動に不安も
(CNN) 米歌手のジャスティン・ティンバーレイクさんは7月31日、ツアー最終盤を迎える中で最近ライム病と診断されたことを明らかにした。
ティンバーレイクさんは「ミラーズ」などの楽曲で知られる歌手。インスタグラムへの31日の投稿で診断を打ち明け、舞台裏で起きていたことに「少し光を当てたかった」と書き込んだ。
ティンバーレイクさんは「この病気を抱えて生活するのは精神的にも肉体的にも、とてもつらい」とつづり、「初めて診断を受けたときは、本当にショックだった。でも少なくとも、ステージ上で激しい神経痛や尋常でない疲労、体調不良に見舞われた理由が理解できた」と記した。
ジョージ・ワシントン大学ミルケン公共衛生研究所のリーナ・ウェン医師が以前CNNに語ったところによると、ライム病は細菌感染症の一種で、最も一般的な原因は「ボレリア・ブルグドルフェリ」と呼ばれる細菌。クロアシダニの咬傷(こうしょう)によって媒介される。ライム病には三つの段階があり、インフルエンザ様の症状やめまい、胸痛、動悸(どうき)、関節炎、顔面神経麻痺、持続的な関節痛、けん怠感、抑うつなどが起こり得る。
ティンバーレイクさんは、ツアーを中止するか続けるかの選択を今週迫られていたことを明かし、「パフォーマンスから得られる喜びは、体が感じる一時のストレスをはるかに上回る」とコメント。「続けて本当に良かった」と記した。
ティンバーレイクさんは4月から「フォゲット・トゥモロー・ワールドツアー」と銘打ったツアーを続けており、7月30日にはトルコ・イスタンブールで最終公演を行った。31日の投稿では、ツアー完遂を祝う一方、ライム病の診断が今後のステージ活動に与える意味について率直な疑念を打ち明けた。
「ステージに立ち、皆さんとライブの音楽体験を共有する感覚は言葉では言い表せない」「正直なところ、将来のステージ活動がどうなるかは分からないが、このツアーの思い出はいつまでも大切にする」とつづっている。