釣りに出かけてコカイン発見、時価1億円相当 米
(CNN) 米サウスカロライナ州沿岸で釣りをしていたグループが、時価1億円相当のコカインを発見する出来事があった。
CNN系列局WCSCによると、一行は2日午後、同州チャールストンから約100キロ南東の沖合いで釣りをしていたところ、黒いプラスチックに包まれた容器が海上に浮かんでいるのを発見した。
警察によると、容器の中にはおよそ30~50キロ分のコカインが入っていた。米沿岸警備隊は、時価75万~100万ドル(約8100万~1億円)と推定している。
「チャールストン沖では滅多にない出来事」と沿岸警備隊の担当者は言う。「どちらかといえば、カリブ海や南太平洋など南の方でよくある」
釣りの一行は、ごみの山の近くでマヒマヒ(シイラ)の群れが飛び跳ねているのを見たといい、「通過するたびに魚が採れた」と振り返る。3時間ほどして、ごみの中身を調べてみようということになり、船上に引き上げた。
中身を見た一行は沿岸警備隊に通報し、連絡を受けた警察が港で待機、沿岸警備隊や麻薬取締局と連携して捜査している。
チャールストン地区を管轄する麻薬取締局のアトランタ支部はCNNの取材に対し、コカインと思われる物質について、個人や組織との関係も含めて調べていることを明らかにした。