「教室でクリスマスは一切禁止」、通達の小学校長が休職に 米ネブラスカ州

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教室内でクリスマスを祝うことは「一切禁止」と米国の小学校校長が通告/Shutterstock

教室内でクリスマスを祝うことは「一切禁止」と米国の小学校校長が通告/Shutterstock

(CNN) 米ネブラスカ州にある公立小学校の校長が、教室でクリスマスを祝うことは一切禁止すると教員に言い渡していたことが明らかになり、休職扱いとなった。

クリスマス禁止を言い渡したのは、同州オマハにあるマンチェスター小学校のジェニファー・シンクレア校長。校長の署名が入った内部通達では、「全児童の文化に配慮した包括的な姿勢が求められる公立校としてあるべき姿についての私なりの解釈」に基づく判断として、禁止事項を列挙した。

禁止されたのは、サンタやトナカイなどクリスマス関連のイラストをプリントに使うことや、教室内のクリスマスツリーや天使などの装飾、讃美歌やクリスマスソング、クリスマスのビデオや映画、クリスマス映画のキャラクターの使用など。

先端が「J」の字になった杖の形のキャンディーも、色や形がクリスマスやキリスト教を連想させると校長は主張している。

非営利団体がこの内部通達を入手して学校区に11月30日付で書簡を送り、クリスマスを敵視する行為は米国憲法に違反するとして、禁止通達の撤回を求めた。

同団体によると、学校区はこの指摘を受け、シンクレア校長の行為は学校区の方針に反すると判断した。

CNN系列局のWOWTによると、シンクレア校長は5日、保護者宛ての電子メールで内部通達の事実を認め、「私が先日提供した情報は間違っていました。これが引き起こした混乱や懸念について心よりお詫びします」と謝罪した。

学校区の広報は、6日の時点でシンクレア校長が休職扱いとなっていることを確認した。

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