米軍制服組トップ交代、後任に陸軍参謀総長を指名 トランプ氏

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次期統合参謀本部議長にマーク・ミリー氏

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は8日、米軍制服組トップのジョー・ダンフォード統合参謀本部議長の後任にマーク・ミリー陸軍参謀総長(大将)を充てる考えを明らかにした。

ツイッター上で発表したもので、交代時期は決まっていないとした。同議長の人事には米連邦議会上院の承認が必要。統合参謀本部議長の任期は昨年成立した新法により1期4年のみとなり、ミリー氏の就任が承認された場合、新法の最初の適用事例となる。

海兵隊大将であるダンフォード議長は2015年に就任。来年後半までの現任期を最後まで務めるとみられる。

CNNの取材に応じた消息筋によると、トランプ氏は今年11月14日、次期議長への指名含みでミリー参謀総長と1時間以上にわたって面談した。トランプ氏はミリー氏指名を発表した後、記者団に「彼は偉大な紳士、愛国者であり、兵士である」と称賛した。

軍歴が35年以上のミリー大将はこれまで第10山岳師団や第101空挺師団、陸軍で最大の部隊規模を抱く総軍などの司令官を歴任。アフガニスタンやイラクで数々の実戦任務もこなしてきた。

オバマ前大統領時代の2015年8月、陸軍参謀総長に昇進。参謀総長としては、陸軍の戦略的な主眼をアフガンやイラクなどでの反政府武装組織の掃討戦からロシアや中国がもたらす挑戦への対応策に移すことに寄与した。

米マサチューセッツ州の出身で、プリンストン、コロンビア両大学で学位を修得した。

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