熱水泉に男性転落、重度のやけど イエローストーン国立公園

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イエローストーン公園の熱水泉では過去にも事故が起きていた

イエローストーン公園の熱水泉では過去にも事故が起きていた

(CNN) 米ワイオミング州のイエローストーン国立公園で、21歳の男性が熱水泉に転落して重度のやけどを負った。公園当局が14日に明らかにした。

公園当局によると、ノースカロライナ州から来ていたジェルベ・ガテテさんは13日の夜遅く、同公園内のローワー・ガイザー・ベイスンで熱水泉に転落した。現場には当時、ほかに7人が一緒にいたという。

同行していたグループは、ガテテさんを車で運ぼうとしたが、深夜ごろになってレンジャーに助けを求め、ガテテさんは空路、病院に搬送された。

捜査当局は、ガテテさんが転落した経緯を調べている。

公園当局によると、イエローストーンの熱水泉は危険が大きく、現場付近の地面はもろく崩れやすい。熱水泉のために死傷した人はほかのどの国立公園よりも多いといい、「高温地帯では遊歩道から離れてはいけない」と注意を呼びかけている。

公園のウェブサイトによると、ローワー・ガイザー・ベイスンは平坦な地形に草原や樹木が点在し、中部をファイアホール川が流れる。熱水の温度はセ氏93度を超すこともあるという。

イエローストーンでは昨年6月にも、オレゴン州の男性が遊歩道から足を踏み外し、約100度の熱水泉に転落して死亡した。男性の遺体は収容されていない。

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