トランスジェンダーの男性、第1子を妊娠 米オレゴン州

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妊娠を喜ぶトランスジェンダーのリーズさん(左)とパートナーのチャプロウさん

妊娠を喜ぶトランスジェンダーのリーズさん(左)とパートナーのチャプロウさん

(CNN) 米オレゴン州に住むトランスジェンダーの男性が、男性のパートナーとの間に第1子を妊娠したことを9日までに明らかにした。7月には男の子が生まれる予定だ。

妊娠を明らかにしたトリスタン・リーズさん(34)は、出生時は女性だったといい、「オリジナルパーツ」は残しておいたと説明する。「自分の身体は素晴らしいと思い、生まれながらの贈り物だと感じている。そこでホルモンや身体改造を通じて、生き続けていくために必要な変更を施した」。フェイスブックに投稿したビデオの中で、リーズさんはそう打ち明けた。

「子宮があって、子どもを妊娠できる男性であることに問題はない。それで男性らしさが損なわれるとは思わない。自分がたまたま、妊娠できる男性だったというだけ」

出産に備えて男性ホルモンの服用は数カ月前から中止した。妊娠が分かった時には大喜びしたというリーズさんだが、通勤や買い物の際は、否定的な感情を抱かれないよう、突き出たお腹を覆い隠す工夫をしている。

それでもインターネットで匿名の中傷を受けることはある。そんな中傷に対してリーズさんは、「子どもを持つのはこの世界にもっと愛を増やしたいから」と反論する。

パートナーのビフ・チャプロウさん(31)との間には、2011年に親類から養子として引き取った男の子と女の子がいる。「私たちはお互いにも、子どもたちにも尽くしている。新しく生まれる子どもにも、今いる子どもたちと同じように尽くしたい」とリーズさん。

子どもたちの様子については、「2人のお父さんを赤ちゃんと共有することはあまりうれしくなさそうだけれど、兄と姉になれる日を心待ちにしている」という。

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