トランプ氏が演説「史上最悪の扱い受けた」、ロシア疑惑で主張

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トランプ氏、ロシア疑惑でメディアに矛先

コネティカット州ニューロンドン(CNN) ロシアとの関係を巡り次々に浮上した疑惑の渦中にあるトランプ米大統領が17日、コネティカット州にある沿岸警備隊士官学校の卒業式で演説した。その中で同大統領は、たとえ物事が常に公正ではなかったとしても「頭を低くして戦って、戦って、戦わなければならない」と呼びかけた。

トランプ大統領を巡っては、米連邦捜査局(FBI)長官だったジェームズ・コミー氏に対し、国家安全保障担当大統領補佐官への捜査を打ち切るよう求めたとされる疑惑が浮上。与野党からの批判が強まっている。

そうした状況を念頭に、トランプ大統領は演壇で「決して、決して、決してあきらめるな。きっとうまくいく」と力説。メディアにも矛先を向け、「このところ私がどんな風に扱われてきたか、特にメディアによる扱いを見るといい」「歴史上、これ以上ひどい扱い、あるいは不当な扱いを受けた政治家はほかにいない。だがくじけてはならない。批判や反対ばかりする相手に、自分の夢の邪魔をさせてはならない」と訴えた。

この発言に、トランプ氏のスローガン入り帽子やTシャツを着けた支持者は大きな拍手で応えた。

「逆境はあなたをもっと強くする」「屈してはならない。引き下がることなく、自分で正しいと分かっている行動をやめてはならない。やる価値のあることは、決して、決して、決して簡単にはいかない。正しい戦いほど、極めて強い反対に直面するものだ」

トランプ大統領はそう続け、疑惑についてはメディアが騒ぎ立てているだけだと主張。「私がやっていることを国民は理解してくれる。それが最も大切だ」「私はワシントンのメディアに仕えるために選ばれたわけではない」と力説し、自身の移民政策や雇用創出、税制改革などを自賛した。

士官学校前では数百人の支持者がトランプ大統領を出迎える一方、大統領の辞任を求める市民らも数十人ほど集まった。

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