FBI次期長官候補、元NY市長やNJ州知事の名前も浮上

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FBI長官の後任人事に注目が集まっている

FBI長官の後任人事に注目が集まっている

(CNN) トランプ米大統領が突じょ解任した米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官の後任人事で有力候補と目される複数の人物が11日までに浮かび上がった。

新長官の就任には、米連邦上院(定数100)で51票の支持票が必要。

次期長官について一部の共和党議員は法執行業務で深い経験が何よりも必要と主張。民主党議員はこの点に同意しながらも、新たな長官は利益相反の疑問を抱かれないためにトランプ氏とは政治的かつ経歴上で何の関係もない人物であるべきと強調している。

このうちの1人は、元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏。同市南部地区担当の連邦検事として働いた経験もあり最有力候補との見方もある。ただ、昨年の大統領選でトランプ氏陣営に深く関わり、党派色が強いだけに上院での承認獲得は極めて難しいとの受け止め方もある。

ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事の名前も出ている。昨年の大統領選から撤退後、トランプ氏支持に転じ、一時は政権移行チームの要職も務めた。今なおトランプ氏と親密な関係を築いているとされ、大統領の薬物乱用委員会の委員長に今年指名された。司法界での経験もあり、ニュージャージー州担当の連邦検事を務めたことがある。

この他の候補者はニューヨーク市警のレイ・ケリー元本部長、運輸保安庁のジョン・ピストール元長官、FBIのアンドルー・マッケーブ副長官やトレイ・ガウディー下院議員(共和党、サウスカロライナ州選出)ら。

ケリー元本部長はクリントン元大統領時代、FBI長官候補と報じられたことがあり、ピストール元長官はジョージ・W・ブッシュ元大統領時代にFBI副長官として仕えていた。連邦検事の経歴があるガウディー議員は私用メールアドレス問題でクリントン元国務長官を訴追しなかったコミー前長官を批判していた。

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