ウィスコンシン州予備選、流れは変わったか 5つのポイント

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90秒で振り返る、ウィスコンシン州予備選

ウィスコンシン州ミルウォーキー(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いで5日、ウィスコンシン州の予備選が実施された。その結果から分かったことを5つのポイントにまとめる。

共和党ではテッド・クルーズ上院議員が実業家ドナルド・トランプ氏を破り、指名争いは党大会へ持ち込まれる可能性が高まった。民主党ではバーニー・サンダース上院議員が勝利を収め、レースはまだ終わっていないことをヒラリー・クリントン前国務長官に思い知らせた。

19日に予定される大票田ニューヨーク州の予備選では共和党がトランプ氏、民主党がクリントン氏と、どちらもトップ候補の優勢が伝えられているだけに、ウィスコンシン州はクルーズ、サンダース両氏がぜひとも勝っておきたい争いだった。両氏ともその目的を果たしたうえに、クルーズ氏はトランプ氏に15ポイント、サンダース氏はクリントン氏に13ポイントの差をつけて圧勝した。

1.共和党は党大会で決着か

トランプ氏が夏の党大会までに指名獲得に必要な代議員1237人を確保することは、これまで以上に難しくなった。この先の東部諸州やカリフォルニア州を制したとしても、指名ラインには達しないというシナリオが現実味を帯びてきた。

クルーズ氏はこのところ、反トランプ氏の声を束ねる作戦に力を入れている。ミルウォーキーでの勝利演説では、同日だけで200万ドル(約2億2000万円)の寄付を集めたと胸を張ってみせた。「党大会の前か当日か、いずれにしても我々は過半数の代議員を獲得し、11月にはクリントン氏を破る」と、早くも指名後の本選に照準を合わせる構えを示した。

クルーズ氏の支持者と反トランプ氏を掲げる人々は、ウィスコンシン州が指名レースの転換点になったとの見方を示している。

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