複雑すぎる米国の投票システム 有権者が知っておくべきこと
(CNN) 米大統領選に臨む候補者たちにとってホワイトハウスへの道は長く、騒がしく、曲がりくねった道かもしれない。一方で米国の有権者にとっても、次期大統領を選ぶ作業は決して一筋縄ではいかない。
多くの有権者は、大統領選挙日の数週間前まで選挙についてあまり気にしないが、候補者たちは数年前から計画を立て、資金を集め、戦略を練る必要がある。
今回は、有権者はいつから選挙について気にし始めるべきか、党員集会と予備選挙の違いは何かなど、今年行われる米大統領選挙について知っておくべき事項をまとめた。
なぜ米国の大統領選は時間がかかるのか
米国の二大政党、民主党と共和党は、米国の各州・領土で行う党主催の選挙戦でそれぞれの候補者を選出する。この候補者選びのプロセスは2月に始まり、最大5カ月間続く。
この候補者指名争いは通常、アイオワ州とニューハンプシャー州を皮切りに各州で行われるが、候補者らは通常1年前から各地での選挙戦に向けた下準備に入っている。
そして7月に各党の候補者が決まると、両党は11月8日の総選挙まで選挙戦を繰り広げる。