米国防長官、南シナ海で任務の空母に乗艦

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米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」

米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」

ワシントン(CNN) 米国のカーター国防長官は5日までに、南シナ海で任務に当たる米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」に同日、視察のため乗艦することを明らかにした。マレーシア国防相も同行する。

長官はマレーシアで開かれた東南アジアなどの国防相会議に参加していた。

セオドア・ルーズベルトが遂行している任務の内容は伝えられていない。同空母が航行する海域の詳細も不明となっている。

南シナ海では今年5月、米軍の警戒監視機が領有権論争が続いている諸島上空を飛行し、中国海軍が関連空域から離れるよう警告するもめ事があった。

米国は中国が南シナ海で進める人工島造成に伴う領有権を認めない立場を示し、米海軍のイージス駆逐艦は最近、中国が領海と主張する人工島から12カイリ(約22キロ)以内に進入する行動にも出ていた。

一方、中国海軍による米国へのけん制と受け止められる動きも表面化しており、今年9月には複数の中国軍艦船が米アラスカ州沿岸部から約19キロ離れていない海域を航行する事態も発生。米政府当局者は中国海軍艦船によるこの種の行動は初めてと判断していた。

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