中国、南シナ海の埋め立ては「まもなく完了」

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米偵察機で人工島上空を飛行

香港(CNN) 中国外務省は17日までに、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で進めてきた岩礁の埋め立て作業がまもなく完了するとの見通しを示した。

具体的な日程は明らかにしていない。造成された人工島には引き続き、軍事目的などに使う施設を建設する計画だという。

米国によると、中国はすでに、人工島の一つに複数の大砲を設置。さらに灯台2基を建設すると表明している。

水産資源が豊富で海底資源の開発も期待される南シナ海をめぐっては、中国、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾、ベトナムが領有権を争ってきた。

中国が昨年、岩礁の埋め立て作業を加速したことに対し、近隣諸国は強い警戒感を示していた。米国は、中国が過去1年半のうちに造成した埋め立て地の面積は約8平方キロメートルに上るとして、工事の即刻中止を求めている。

中国は工事について、他国に脅威を及ぼす目的はなく、海と空の航行の自由にも影響しないと主張している。

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