NYのセントラルパークで73歳女性に性的暴行 男が白昼
ニューヨーク(CNN) ニューヨーク市警は12日、市内中心部にあるセントラルパークで同日白昼、73歳の女性が性的暴行を受ける事件があったと発表した。
調べによると、現場は74番街とセントラルパーク・ウエストの近くで、被害者は正午前に野鳥観察していた際、近付いてきた男と言葉を交わした後、暴行されたという。女性の所持品の一部も強奪された。
被害者が草やぶの中に倒れているのを通行人が発見して通報し、女性は近くの病院へ運ばれた。地元のCNN系列局によると、通行人は被害者の顔はひどく殴られて腫れあがり、右の目部分は黒く変色し、レイプされたと伝えられたなどと証言した。
市警によると、被害者は今年9月初旬、容疑者が森の中で自慰行為にふけっている姿を撮影し、画像の削除の求めを拒否したいきさつがあった。容疑者は女性を恨み、犯行に及んだ可能性がある。
女性は警察に対し、容疑者は白人で、欧州出身者に特有の発音が交じった英語を使ったと説明している。
市警によると、セントラルパークで性的暴行事件が発生したのは今年初めて。昨年は計2件起きていた。
事件が発生したセントラルパークの一角はビートルズのヒット曲として知られる「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」にちなんで「ストロベリー・フィールズ」とも呼ばれている。ビートルズのメンバーだった故ジョン・レノンを追悼する呼び名ともなっている。セントラルパークは世界中から観光客を集める名所ともなっている。