創立100周年の企業も、歴史の長い航空会社10選

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2.アビアンカ航空

アビアンカ航空。1919年設立/JUAN MABROMATA/AFP/Getty Images
アビアンカ航空。1919年設立/JUAN MABROMATA/AFP/Getty Images

設立:1919年

初フライト:1919年

2018年の旅客数:3050万人

コロンビアのバランキージャで1919年、ドイツ移民によって設立された。当初の社名は「SCADTA」で、ユンカースF13型機を運航していた。

30年代後半に世界大戦が近づくなか、SCADTAは米政府にとって懸念材料に。ドイツとのつながりから安全保障上の影響を危惧されるようになった。

49年にコロンビアの同業他社SACOと合併し、現在の社名を採用。さらに近隣諸国の航空会社を吸収し、今日では中南米最大規模の航空グループになっている。

3.カンタス航空

カンタス航空。1920年設立/Qantas
カンタス航空。1920年設立/Qantas

設立:1920年

2018年の旅客数:5530万人

カンタス(QANTAS)が「Queensland and Northern Territory Aerial Services(クイーンズランド・北部準州航空サービス)」の略称であることを知っている人は、オーストラリア国外ではほとんどいない。

その名が示すように、当初の目標はオーストラリア北部に広がる熱帯の過疎地域でサービスを提供することだった。

最初に使用したのは第1次大戦前の複葉機アブロ504で、操縦士と旅客1人ずつを乗せることができた。

第2次大戦後はオーストラリア政府によって国有化され、90年代に再び民営化された。

現在も事実上のフラッグキャリアであるとともに、同国最大の航空会社であり、世界的な知名度を誇る。

4.アエロフロート

アエロフロート。1923年設立/Stanislav Sergeev/Alamy
アエロフロート。1923年設立/Stanislav Sergeev/Alamy

設立:1923年

初フライト:1923年7月

2018年の旅客数:5570万人

初フライトはモスクワ発ニジニノブゴロド行きの便で、ユンカースF13に6人(乗客4人、乗員2人)を乗せた。これを端緒にソ連、そしてロシアを代表する航空会社に発展を遂げていった。

最初の社名は「ドブロリョート」だったが、32年にアエロフロートに改称。ソ連政府はこの時、すべての民間航空機を単一の組織の下に集約することを決定した。

第2次世界大戦後は世界最大の航空会社に。56年にはツポレフ社のTu104を導入した。Tu104はジェット旅客機として成功を収めた初の機種と考えられている。

ソ連と同様に90年代に入ると解体され、多数の地域航空会社に分割された。中核的な部分はロシアの管理下に入り、現在も国有となっている。

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