変わりゆく香港麻雀事情、見つめ続ける牌彫師に聞く<上>

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香港でも数少ない麻雀牌彫師の1人、何秀湄さん

香港でも数少ない麻雀牌彫師の1人、何秀湄さん

父親の引退を受けて自身が店を継いだ。他のきょうだいは誰も技術の継承に興味を示さなかったためだ。

「この業界は死に絶えつつある」と語る何さん。手彫りの麻雀牌は長持ちすることが原因で、大量生産の牌が普及する以前でさえ購入者の数は多くなかった。高級なものになると少なくとも20年、中には50年も持つ牌があるという。

業界は衰退しているが、何さんの忙しさは変わらない。購入まで少なくとも1カ月待ちの牌もある。13歳のころから磨いてきた何さんの彫師としての技術は折り紙付きで、顧客からの信頼も厚い。

麻雀牌はかつて木や象牙、竹で作られていた。しかし現在は平らで保管しやすい硬質プラスチックで製造されている。

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