フェイスブック、憎悪団体のページ削除 デモへの武器供給に言及

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炎からデモ参加者を遠ざけようとする警官/Braulio Jatar/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

炎からデモ参加者を遠ざけようとする警官/Braulio Jatar/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 米フェイスブックは2日、全米各地で続く黒人男性死亡事件への抗議デモに武器を供給する話し合いを進めていたとして、「憎悪団体(ヘイトグループ)」に関連するページやアカウントを削除したことを明らかにした。

フェイスブックによると、削除対象となったのは「アメリカン・ガード」というグループ。ユダヤ系の人権団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)」によると、過激な反移民主義や憎悪、暴力とかかわりがある。グループの前身は、移民排斥を主張するフィンランド系過激派組織の米インディアナ州支部だった。

フェイスブックはさらに、極右団体「プラウド・ボーイズ」に関連する複数のアカウントも削除したと発表した。ただし、こちらに武器供給をめぐる投稿はなかったという。

同社は両グループに対し、かねて処分を検討していた。最近の抗議デモに関する投稿がみられたため、手続きを早めたとしている。

危険な偽アカウントなどの対策にあたっているチームのスタッフはCNNに、フェイスブックを使って暴力行為を計画する者は党派にかかわらず処分の対象になると述べた。

フェイスブックは最近、トランプ米大統領の扇動的な投稿を放置したとして厳しい批判を浴びていた。

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