米グーグルに住民反感、起業支援やり玉に サンフランシスコ

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ケビン・ローズ氏は配布されたチラシをネットに掲載=INSTAGRAMから

ケビン・ローズ氏は配布されたチラシをネットに掲載=INSTAGRAMから

サンフランシスコ(CNN) 米グーグルなどシリコンバレーのハイテク企業に対して一部住民の反感が強まっている米サンフランシスコで6日、グーグルのベンチャーキャピタル部門幹部、ケビン・ローズ氏(37)の自宅前に抗議集団が詰めかける騒ぎが起きた。

抗議集団はサービス業に携わる労働者の代表を名乗り、ローズ氏を「寄生虫」と非難するチラシを配布。「ハイテク起業バブルをあおり、サンフランシスコを破壊している」張本人として同氏をやり玉に挙げた。

サンフランシスコでは、ハイテク企業に勤める高給取りの従業員が急増したせいで、家賃が高騰して昔からの住民が住み続けられなくなり、独特の雰囲気が失われたと不満を訴える声が強まっていた。

ローズ氏は新興企業の起業を支援してきた実績で知られ、現在はグーグル・ベンチャーズのパートナーとして、投資先の決定にかかわっている。

これに反発する住民らは、同社の投資のせいで若い裕福な起業家がベイエリアに押し寄せていると主張していた。

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