米中東特使とイスラエル大使、ガザを視察へ ホワイトハウス発表
(CNN) 米ホワイトハウスは7月31日、スティーブ・ウィトコフ中東担当特使とマイク・ハッカビー駐イスラエル大使が8月1日にパレスチナ自治区ガザを訪問すると発表した。ガザ地区は飢えに苦しむ住民が増え、人道状況が悪化し続けている。
キャロライン・レビット米大統領報道官によると、ウィトコフ特使とハッカビー大使はガザの配給所の現状を視察して食料の搬入を増やす計画を固め、ガザの地元住民と会って同地の窮状について直接話を聞く予定。
訪問後はガザへの食料と援助物資搬入に関する最終計画の承認に向け、直ちに大統領に状況を説明すると報道官は述べ、詳細については「大統領が計画を承認し、同意した時点で」明らかにすると言い添えた。
ウィトコフ特使がガザを視察するのは今回が2回目になる。トランプ大統領就任直後の1月には、米国の高官としては10年以上ぶりにガザを訪問していた。
ウィトコフ特使は先にイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談。その1週間前、米国はイスラム組織ハマスの「不誠実」を理由にガザ停戦交渉から代表団を引き揚げていた。