オジー・オズボーンさん死去 「ヘビーメタルの帝王」
オジー・オズボーンの伝説的なキャリアを振り返る
(CNN) 英ロックバンド「ブラック・サバス」のボーカルを務め、リアリティー番組でも人気を集めたオジー・オズボーンさんが亡くなった。76歳だった。
オズボーンさんの家族が22日声明を出し、同日朝に死去したことを明らかにした。
声明には「言葉では言い尽くせぬほどの悲しみとともに、愛するオジー・オズボーンが今朝、永眠したことをお知らせしなければなりません」とある。
死因についての詳細は明らかにされていない。
「ヘビーメタルの帝王」と呼ばれていたオズボーンさんは今月初めにブラック・サバスのメンバーらとバンドを再結成し、20年ぶりとなる公演を出身地の英バーミンガムで行ったばかりだった。公演は「オズボーンの最後のお辞儀」と銘打っていた。

「ブラック・サバス」時代のオズボーンさん/Ian Dickson/Redferns/Getty Images
オズボーンさんは生肉を観客に投げるなど、ステージ上での過激な行動で有名で、1970年にリリースされたブラック・サバスの2枚目のアルバム「パラノイド」は全英アルバムチャートで1位に輝くなど人気を博した。
ブラック・サバス脱退後はソロで活動して成功を収めた。私生活では薬物やアルコールの乱用などの問題を抱え、自身の波瀾(はらん)万丈な家庭生活をとらえたリアリティー番組は人気を集めた。
オズボーンさんは2020年にパーキンソン病と診断されたことを明らかにしていた。