トランプ米政権、再びユネスコ脱退へ ホワイトハウスが発表

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仏パリのユネスコ本部にはためく米国の旗=2017年10月12日/Philippe Wojazer/Reuters

仏パリのユネスコ本部にはためく米国の旗=2017年10月12日/Philippe Wojazer/Reuters

(CNN) 米ホワイトハウス報道官は、ドナルド・トランプ大統領が国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの脱退を決めたと発表した。

米政府は国際機関を相次いで脱退し、DEI(多様性・公平性・包摂性)プログラムを終わらせることに力を入れている。

ホワイトハウスのアナ・ケリー副報道官は声明の中で、「トランプ大統領がユネスコからの脱退を決意した。ユネスコが支持する急進的で分断を招く文化的・社会的大義は、米国民が11月の選挙で選んだ常識的な政策からは完全に逸脱している」とした。

国務省のタミー・ブルース報道官は、ユネスコ加盟継続は「国益」に反すると述べ、「『パレスチナ国』を加盟国として承認するというユネスコの決定は、米国の政策に反しており大きな問題だ」と言い添えた。脱退は2026年12月31日付。

米国は1期目のトランプ政権下でもユネスコを脱退し、続くバイデン政権で再加盟した。2期目に入ったトランプ大統領は、「同組織内の反ユダヤ主義感情や反イスラエル感情の分析」を含め、ユネスコ加盟を見直すよう指示していた。

ユネスコのオードレ・アズレ事務局長は米国の脱退について「遺憾ではあるが、ユネスコは今回の発表を想定して備えを進めてきた」とコメントしている。

イスラエルのギデオン・サール外相は、米国の決定を歓迎する声明を発表した。

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