トランプ氏、日本との「大規模」貿易合意発表 「相互」関税15%で合意

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米カリフォルニア州リッチモンドの保管場所に並んだ新品の日本車/Justin Sullivan/Getty Images

米カリフォルニア州リッチモンドの保管場所に並んだ新品の日本車/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は22日夜、長く待ち望んだ日本との貿易合意を発表した。同盟国であり、主要な貿易相手国同士の枠組みが成立した形だが、数週間前の時点でその実現は難航していた。

「我々は日本との大規模な合意を締結した。おそらく史上最大の合意だ」と、トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルで述べた。

この合意の一環として、米国の輸入業者は米国に輸出される日本製品に対し15%の「相互関税」を支払うことになる。また、日本は米国に5500億ドル(約80兆円)を投資するともトランプ氏は説明した。

トランプ氏はさらに、米国は「利益の90%を受け取る」と付け加えた。しかし、これらの投資の仕組みや利益の計算方法については明らかにしなかった。公式の契約条件書(タームシート)も公表されていない。

「この合意は数十万の雇用を創出するだろう。かつてない規模のものだ。おそらく最も重要なのは、日本が自動車やトラック、米、その他の農産物などを含む貿易に対して自国を開放することだ。日本は米国に対し15%の相互関税を支払うことになる」と、トランプ氏は投稿した。

投稿後まもなく、トランプ氏は22日夜、ホワイトハウスのイーストルームで日本との貿易合意について言及し、演説を行った。

共和党議員とのレセプションでトランプ氏は「今、史上最大の貿易合意に署名したところだ。おそらく日本との合意としては史上最大だろう」「日本のトップ層がここに来て、我々は長い間、懸命に取り組んできた。これは誰にとっても素晴らしい合意だ」と強調した。

日本は米国にとって第5位の輸入元。米商務省のデータによると、昨年、日本は1480億ドル相当の製品を米国に輸出した。米国が日本から購入した上位の品目は自動車、自動車部品、農業機械、建設機械など。

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