米NFLのブライアン・ブラマンさん、38歳で死去 「非常にまれな癌」と闘病
(CNN) 米プロフットボールNFLで7シーズンにわたり2チームでプレーし、スーパーボウルを制した経験もある元ラインバッカー、ブライアン・ブラマンさんが「非常にまれな種類のがん」との闘病の末、亡くなった。38歳だった。代理人が17日、CNN Sportsに確認した。
「ブライアン・ブラマンは、フィールドでも人生においても、あらゆる意味で戦士だった。揺るぎない気概と熱意を持って、すべての戦いに立ち向かった」「彼の死は、フットボール界だけでなく、かつて闘いを挑んだすべての人々の心に大きな喪失感をもたらしている」(代理人)
ブラマンさんの治療費などを支援するために開設された「ゴーファンドミー」のページによると、ブラマンさんは2月にがんと診断されていた。
6月に更新された最新情報によると、ブラマンさんはワシントン州シアトルで複数回の「手術」を受けたが、免疫の低下により完全に回復することはできなかった。
ブラマンさんはCAR―T細胞療法を受けた後、自宅に戻ったという。この治療は体の免疫システムの一部であるT細胞の遺伝子を操作してがん細胞を攻撃できるようにするというもの。
一時は腫瘍が「縮小し始めた」兆しもみられたものの、がんが「反撃を開始」。そのため、化学療法も受けたが、主要臓器の周囲でがんが「指数関数的な速度で」増殖した。
2011年にヒューストン・テキサンズと契約したブラマンさんは3年間プレーした後、フィラデルフィア・イーグルスに移籍。イーグルスで4シーズンを過ごした。
NFL最後のシーズンでは、イーグルスの一員としてニューイングランド・ペイトリオッツを破り、第52回スーパーボウルを制した。