ロバート・デ・ニーロ、トランスジェンダー公表した娘への支持を表明
(CNN) 米俳優ロバート・デ・ニーロさんは、娘のアイリン・デ・ニーロさん(29)が先ごろトランスジェンダーであることを公表したことを受け、アイリンさんへの愛情とサポートを表明した。
デ・ニーロさんはCNNに対し声明で「アーロン(アイリンさんの生まれたときの名前)を息子として愛し、支えてきた。そして今はアイリンを娘として愛し、支えている。大したことだとは思わない」「私は子どもたち全員を愛している」と述べた。
アイリンさんは1995年、ロバート・デ・ニーロさんと米俳優トゥーキー・スミスさんとの間に生まれた。アイリンさんは今週公開された「ゼム」誌のインタビューで、オスカー受賞歴のあるデ・ニーロさんの7人の子どものひとりとして育った幼少期と、その後の性転換について語っている。
「両親が私に注目が集めさせないようにしてくれたことに感謝している」「両親はできるだけ普通の子ども時代を過ごしてほしいと言ってくれた」(アイリンさん)
アイリンさんは両親のサポートに感謝しつつ、自分が「黒人らしくもないし、白人らしくもない。女性的すぎて、男性的でない。『あなたはそのままでいい』とは決して言われない」と感じさせられるような文化的メッセージに苦しんだと吐露した。
自らを「遅咲き」と評するアイリンさんは、「特にソーシャルメディアのような公共の場でトランスジェンダーの女性たちが正直でオープンでうまくやっているのを見ると、『まだ私も遅くないかも』と思う」と、自身の内面的なプロセスを説明した。
父親のサポートに加え、インタビュー記事の公開後、SNSにはアイリンさんへの励ましのメッセージがあふれた。
アイリンさんはインスタグラムで「優しく支えてくれるみんな、ありがとう!」と応じた。