トランプ政権、ウォルツ大統領補佐官を国連大使に指名 ルビオ氏が当面兼務

ルビオ国務長官とウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)=3月11日、サウジアラビア・ジッダ/Saul Loeb/Pool/Getty Images/File

ルビオ国務長官とウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)=3月11日、サウジアラビア・ジッダ/Saul Loeb/Pool/Getty Images/File

(CNN) トランプ米大統領は1日、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)を国連大使に指名すると発表した。ウォルツ氏の現在の職務はルビオ国務長官が一時的に兼務する。

トランプ氏は自身のSNSに「マイク・ウォルツは国益の優先に懸命に取り組んできた。新しい職務でもそうするはずだ」と書き込んだ。

これより先にCNNは、情報筋の話としてウォルツ氏が数日内に退任する見通しで、第2次トランプ政権が1月に発足して以来、主要職で初めての人事刷新になると報じていた。

極めて機密性の高い軍事攻撃に関するメッセージアプリでのチャットにジャーナリストを誤って招待して以来、ウォルツ氏は政権内での影響力を失い、微妙な立場にあった。

情報筋によると、アレックス・ウォン大統領副補佐官を含む国家安全保障を担当する複数の補佐官も辞任する見通しだが、時期は不明。

ルビオ氏が政権内の空いた要職を突然任されるのは今回が初めてではない。トランプ氏は2月に国立公文書館の館長だったコリーン・ショーガン氏を解任し、後任にルビオ氏を充てた。同月には、ルビオ氏は米国際開発局(USAID)の局長代行も務めることになった。政府支出削減の一環として、USAIDは現在、閉鎖が進められている。

国務長官と国家安全保障担当の補佐官の兼任は、ニクソン政権下でヘンリー・キッシンジャー氏が務めた例がある。

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