ナタリー・ポートマン、子役時代の恐怖語る 「読書好き」のイメージは自分を守るため
(CNN) 30年あまり映画スターとして活躍してきた米俳優ナタリー・ポートマンは、世間の人が思っているほど人々は自身のことをよく分かっていないと考えている。
エンターテインメントメディア「インタビュー」に今週掲載された米俳優ジェナ・オルテガとの対談の中で、ポートマンは子役時代、「明らかに性的な対象」で「とても怖かった」と明かした。そのため自分を守るための手段として、外向きのイメージを作り上げていたという。
「『私はとても真面目で、とても勉強熱心で、頭がいい。だから、あなたが手を出すような女の子じゃない』という風に見せることが、自分を守る方法だと感じていた。そんなイメージを作り上げれば、放っておいてもらえると」(ポートマン)

「レオン」(1994)でのジャン・レノとナタリーポートマン/Snap/Shutterstock
オスカー受賞歴のあるポートマンは、「本当はそんなことはすべきではないけれど、でも効果があった」と付け加えた。
一方で、自身に対するこのイメージのせいで、実生活ではまぬけなところがあるのに、真面目な読書家だと思われてしまうという「乖離(かいり)」が生じているとも語った。
ポートマンはオルテガに対し、実生活では「それほど独りを好むわけではなく」「何でも話す」と話した。しかし、公には「自分がいかに人と交わらない人間であるかを伝えれば、それだけプライバシーは尊重されるということは早い段階で明らかだった」という。
ポートマンは、13歳のときリュック・ベッソン監督の映画「レオン」でデビューした。オルテガとは近日公開予定の映画「The Gallerist」で共演している。