香港「リンゴ日報」が廃刊に、中国政府の締め付け強まる中

リンゴ日報の強制捜査に着手する警官=17日、香港/Apple Daily/Getty Images

リンゴ日報の強制捜査に着手する警官=17日、香港/Apple Daily/Getty Images

同法の施行以来、リンゴ日報は徐々に打撃を受けてきた。創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏は逮捕され、国家安全保障を損なう目的で外国勢力と共謀した罪で訴追された。同紙の編集幹部や経営陣のうち5人も、外国政府に対香港制裁を呼び掛けるために記事を利用したとして、ライ氏と同じ罪に問われている。

同紙の編集室には警官数百人が2回にわたって強制捜査に入り、直近の捜査ではコンピューターや資料を押収した。リンゴ日報の記者数人はすでに今月、仕事の報酬が収監されるリスクに見合わないとして辞職していた。

当局が同紙への圧力を強める中、市民から寄せられる支援はむしろ増えた。18日に編集幹部が逮捕された後には、50万部を刷って完売した。

だがそれも、香港当局による財務面の締め付けに対抗するには不十分だった。ネクストメディアは投資家に対し、4月から18カ月間分の運転資金があるとしたものの、同紙の銀行口座は最近凍結された。

23日には同紙の将来を話し合う取締役会が開かれた際、警官がまたも編集室に立ち入り、記者1人を逮捕。その数時間後、同紙は26年の歴史に幕を下ろすと発表した。

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