米ディズニー、スプラッシュ・マウンテンの題材変更 人種描写に批判 

スプラッシュ・マウンテンには今後「プリセンスと魔法のキス」のキャラクターが登場する/courtesy Disney

スプラッシュ・マウンテンには今後「プリセンスと魔法のキス」のキャラクターが登場する/courtesy Disney

ニューヨーク(CNN Business) 米ウォルト・ディズニーは25日、同社で屈指の人気を誇る乗り物アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」の題材を変更すると発表した。

スプラッシュ・マウンテンは人種描写が問題視される1946年の映画「南部の唄」を基にした乗り物。丸太による水路下りの趣向はそのままにテーマを変更し、ディズニー初の黒人プリンセスを扱った2009年のアニメ映画「プリンセスと魔法のキス」のキャラクターを登場させる。

スプラッシュ・マウンテンは1989年の誕生以来、ディズニーの遊園地の定番になってきた。題材変更はカリフォルニア州のディズニーランドとフロリダ州のマジックキングダムで実施される予定。

ディズニーランド・リゾートのスプラッシュ・マウンテン=2013年、米カリフォルニア州/Patrick Fallon/Bloomberg/Getty Images
ディズニーランド・リゾートのスプラッシュ・マウンテン=2013年、米カリフォルニア州/Patrick Fallon/Bloomberg/Getty Images

スプラッシュ・マウンテンを巡っては、「南部の唄」の人種的ステレオタイプに基づく描写を理由に、ファンからテーマの変更を求める声が上がっていた。「南部の唄」は南北戦争前の南部を美化した世界観に加え、アフリカ系米国人の描写が紋切り型で侮辱的だとして長年批判にさらされてきた。

こうした議論を受け、ディズニーは数十年前から「南部の唄」をお蔵入りにしており、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の作品リストからも除外している。

オンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」では、スプラッシュ・マウンテンのテーマを「南部の唄」から「プリンセスと魔法のキス」に変更するよう求める請願に2万人以上が署名した。

このところ米国で広がる黒人差別への抗議デモをきっかけに、ハリウッドでは大衆文化内の人種描写に関して、掘り下げた議論や反省が進む。「風と共に去りぬ」のような映画や黒塗りメイクを含むテレビ番組の放映を見直したり、中止したりする動きもある。

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