ラグビーW杯 王者NZが白星発進、イングランドは快勝
(CNN) ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は1次リーグの試合が行われ、B組で大会3連覇を目指すニュージーランド(NZ)は初戦で南アフリカを23―13で破った。
試合は南アフリカがペナルティーゴール(PG)で先制。南アフリカはその後も試合を優勢に進めるが、NZがPGで同点に追い付く。その後はNZがトライを決めるなど逆転。南アフリカも得点を決めてNZを追いかけるが、NZは17―13からPGを2本決めて南アフリカを突き放した。NZは1次リーグ無敗の記録を守った。
フランスのアントワン・デュポンがアルゼンチンのグイド・ペティからタックルを受ける/CHARLY TRIBALLEAU/AFP/GETTY IMAGES
C組ではフランスがアルゼンチンを23―21で下した。試合はフランスが前半終了時に20―3と大きくリードしていたが、後半にアルゼンチンが逆襲。フランスが追いすがるアルゼンチンを振り切った。
豪州のフランカー、マイケル・フーパーが前半に決めたトライ/WILLIAM WEST/AFP/GETTY IMAGES
札幌で行われたD組の豪州―フィジーは39―21で豪州が勝利した。一時はフィジーが21―12とリードしたが、その後豪州のフッカー、トール・ラトゥが2つのトライを決めるなどして逆転した。
トライを決めたイングランドのセンター、マヌ・ツイランギ(右)がフライハーフのジョージ・フォードと喜ぶ/WILLIAM WEST/AFP/GETTY IMAGES
C組の1次リーグ、イングランド対トンガは、2003年大会王者のイングランドが35―3でトンガに勝利した。試合はイングランドが前半10分にPGで先制。トンガもPGで得点して同点となるが、その後はイングランドが優位に試合を進める。イングランドはツイランギのトライなどで得点を加えると、そのまま得点を伸ばし35―3で快勝した。イングランドは4トライをあげて、ボーナスポイントも獲得した。
アイルランドはジェームズ・ライアンがトライを決めるなどしてスコットランドに快勝/CAMERON SPENCER/GETTY IMAGES
横浜では日本と同じA組のアイルランド対スコットランド戦が行われ、アイルランドが27―3で破った。ジェームズ・ライアン、ロリ―・ベスト、タイグ・ファーロンがそれぞれトライを決める活躍を見せた。
イタリアのセンター、トンマーゾ・ベンベヌーティがナミビアのタックルを防ぐ/FILIPPO MONTEFORTE/AFP/GETTY IMAGES
大阪ではB組の1次リーグで、イタリアがナミビアを47―22で下した。前半は激しい雨が降る中、出場国中ランキング最下位のナミビアがダミアン・スティーブンスのトライなどでリード。しかし、その後は「アッズーリ」の愛称を持つイタリアチームに主導権を握られる展開となった。