米有名サーカス団、経営難で廃業へ ゾウの曲芸中止響く

2017.01.16 Mon posted at 13:31 JST

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(CNN) 米国で100年以上の歴史を持つ有名サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム&ベイリー」が、今年5月の公演を最後に廃業すると発表した。

親会社のフェルド・エンターテイメントによると、経費の増大やチケット販売の落ち込みが響いて経営状態が悪化し、ゾウの曲芸を中止したことが追い打ちをかけた。5月までに全米で行う30回の公演を最後に幕を閉じる。

ゾウのダンスは同サーカス団の長年の目玉だったが、動物保護団体からの批判が強まったことを受けて中止に追い込まれていた。

1995年には公演に使っていた絶滅危惧種のアジアゾウの保護センターをフロリダ州に開設したが、保護団体は批判をやめず、抗議運動や同サーカスを相手取った裁判などを繰り返してきた。

サーカスの動物の扱いを長年批判してきたヒューメーン・ソサエティは15日の声明で、「野生生物を街から街へと連れ歩き、馬鹿げた曲芸を強要することはもはや容認できない」と強調。「本質的に残酷な野生動物の曲芸を基盤とする団体から離れるというフェルドの決断を評価する」とした。

フェルドは2011年に動物愛護法違反に問われ、米農務省に27万ドルの罰金を支払うことに同意。不正があったことは認めないまま、動物と接する団員全員に新たな研修を受けさせると表明していた。

リングリング・ブラザーズは1884年にウィスコンシン州でサーカス一家が開業し、1967年にフェルドが買収した。

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