ロムニー夫人の馬が五輪デビュー、「金持ち」イメージに拍車?

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ミット・ロムニー氏の妻、アン・ロムニーさんが共同所有する馬の「ラファルカ」がロンドン五輪の馬術競技に出場した

ミット・ロムニー氏の妻、アン・ロムニーさんが共同所有する馬の「ラファルカ」がロンドン五輪の馬術競技に出場した

ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補となるミット・ロムニー氏の妻、アン・ロムニーさんが共同所有する馬の「ラファルカ」が2日、ロンドン五輪の馬術競技に出場した。

多額のコストがかかるといわれる調教馬をめぐり、ロムニー氏の「金持ち」イメージを攻撃してきたリベラル層はさらに攻勢を強め、保守層からは当惑の声が上がっている。

アンさんは1998年に多発性硬化症と診断されて乗馬を始め、そのおかげで症状が軽くなったと話している。

しかしロムニー氏は2億5000万ドル近い資産を持つ資産家で、選挙戦では以前からその金銭感覚を疑問視する声が出ていた。保守、リベラル陣営とも、馬の五輪出場で同氏が一般の有権者とかけ離れたイメージが強調されるとの見方を示す。

リベラル系の団体は早速この問題を皮肉るテレビCMを制作。馬を登場させて「私はラファルカ。ロムニーの調教馬です」「なぜこれほど素晴らしい外見を保ちながら優雅に運動能力を発揮できるかって? 多分ロムニーが私のために年間7万7000ドル(約600万円)使ってくれるおかげ」としゃべらせた。さらに「ミット・ロムニーが医療保険改革法を廃止して雇用を海外に持って行ってしまったら、私のようにいい生活はとてもできない。だってあなたは彼の馬じゃないんだから」とロムニー氏の政策をこきおろした。

保守系評論家のチャールズ・クラウトハマー氏もフォックステレビの番組で「あの馬がなぜ、五輪競技の中でもとりわけ気取った上流階級的な競技に出場しなければならないのか分からない」と批判している。

ラファルカは2日に続いて3日の競技にも出場予定。もしメダルを獲得すれば、さらにジョークのネタにされ続けるのは必至だ。

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