インドのモンスーン、降雨の変動が加速 10億超の人口に深刻な影響懸念

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モンスーンの時期に入り大雨の影響で浸水した通り=2017年6月、インド北部ジャランダル/SHAMMI MEHRA/AFP/AFP via Getty Images

モンスーンの時期に入り大雨の影響で浸水した通り=2017年6月、インド北部ジャランダル/SHAMMI MEHRA/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 地球温暖化の影響で、インドのモンスーンの降雨の変動がこれまでの予想を超えて加速しているという研究結果を、ドイツのポツダム気候影響研究所が発表した。世界の気温が1度上昇するごとに、モンスーンの降雨量は5%増える可能性があるとしている。

インドのモンスーンの降雨は、世界で2番目に人口が多い同国の食糧生産を支えている。しかしこのまま温暖化が続けば同国の農業に悪影響を及ぼす恐れがあると研究チームは予想する。

さらに、モンスーンの降雨量増加だけでなく、最も降雨が必要とされる時期に乾燥した天気が続くといった降雨の可変性も影響を及ぼす可能性がある。

インドの農業は同国の年間国内総生産(GDP)のほぼ20%を占め、国民の健康に「重要な役割」を果たしていると報告書は指摘。このままの気候変動が進めば、モンスーンの季節はさらなる混乱に見舞われ、農業に悪影響を及ぼしかねない。

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