大量漂着のクジラ死ぬ、生き残りも安楽死 ニュージーランド

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ヒレナガゴンドウ。発見された時点でうち12頭が死んでいたという

ヒレナガゴンドウ。発見された時点でうち12頭が死んでいたという

(CNN) ニュージーランド南島の海岸で6日、大量のクジラが打ち上げられているのが見つかった。当局は、クジラを海に返すことは不可能と判断して、生き残ったクジラも安楽死させる方針だ。

クジラの一種、ヒレナガゴンドウ39頭は、南島の最北端から伸びるフェアウェルスピットの砂浜に打ち上げられ、6日朝に発見された時点でうち12頭が死んでいた。潮流に乗って漂着し、潮が引いた後の海岸に取り残されたとみられる。

生物保護当局は残る27頭についても、助けられる見込みはほとんどないと説明、「苦しみを長引かせるのではなく、人道的に安楽死させることにした」としている。

豊かな海に囲まれたニュージーランドは世界の中でも特に海洋哺乳類の漂着が多く、海洋生物保護団体によれば、クジラやイルカは年間約300頭が漂着しているという。

1998年には300頭を超すゴンドウクジラが南島の南部に漂着して死んだ。1918年には東部沿岸沖の島に約1000頭が打ち上げられたという記録も残っている。

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