マスク氏がトランプ大統領に電話、激烈批判の投稿を「後悔」
(CNN) 実業家のイーロン・マスク氏とドナルド・トランプ大統領がSNSで展開したののしり合いをめぐり、マスク氏が9日夜、トランプ大統領に電話していたことを、関係者2人がCNNに明らかにした。マスク氏は11日、大統領を激しく攻撃した一部の投稿について遺憾を表明している。
トランプ大統領とマスク氏の電話はごく短時間で終わったが、関係者によると、これに先立つ6日には、J・D・バンス副大統領とスージー・ワイルズ大統領首席補佐官がマスク氏との電話で、トランプ大統領とマスク氏の争いについて話し合っていたという。
この電話の後にマスク氏は、トランプ大統領に絡めて性的人身売買の罪で有罪になった故ジェフリー・エプスタイン元被告に言及した投稿や、トランプ大統領の弾劾(だんがい)に賛同するとした投稿などを削除した。11日にはこうした投稿について「やり過ぎだった」とXに書き込んだ。
共和党議員や大統領の側近らはこの1週間、密かにマスク氏と接触し、大統領と関係を修復するだけでなく、大統領肝いりの法案を支持するよう促していた。
マスク氏が11日の投稿で遺憾を表明したことについて、トランプ大統領は米紙ニューヨーク・ポストの電話取材に対し「彼がああしたのはとても良かったと思う」とコメントしている。