マスク氏の行動は薬物使用疑惑に関連か、トランプ氏が側近に質問 情報筋

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記者会見に臨むイーロン・マスク氏とトランプ大統領=5月30日、大統領執務室/Nathan Howard/Reuters

記者会見に臨むイーロン・マスク氏とトランプ大統領=5月30日、大統領執務室/Nathan Howard/Reuters

(CNN) 米国のトランプ大統領と実業家のイーロン・マスク氏の蜜月関係が急速に破綻(はたん)したことをめぐり、トランプ氏が側近らに対して、マスク氏の過去48時間の行動が薬物使用疑惑と関連している可能性があるかどうか質問していたことがわかった。会話に詳しい情報筋がCNNに明らかにした。

情報筋によれば、トランプ氏は内々にマスク氏からの非難を理解しようとしつつ、公の場では気にかけていない姿勢を示そうとしている。

トランプ氏自身も、マスク氏のことを考えて時間を無駄にすることはないと発言している。トランプ氏は6日にCNNの短時間の取材に応じ、マスク氏のことは考えておらず、マスク氏と話すことも当面ないとの認識を示した。

それでもなお、この大々的な公の場での決裂をめぐっては疑問の声も上がる。

トランプ氏は6日夜、大統領専用機エアフォースワンで、記者団に対し、マスク氏との政府契約の一部を解除することを「検討」すると述べた。両者の対立が最高潮に達した際にもトランプ氏はSNSで契約解除の可能性を示唆し、マスク氏がいなくても国の運営に問題はないと強調していた。

情報筋によれば、トランプ氏はマスク氏の薬物使用疑惑をめぐり内々に問い合わせを行ったが、この問題について公の場で言及することは避けたという。

トランプ氏はエアフォースワンで、「マスク氏の薬物使用についてはコメントしたくない。マスク氏の状況がどうなっているのか、私には分からない」と述べ、マスク氏の薬物使用疑惑をめぐる米紙ニューヨーク・タイムズの報道は「非常に不公平に聞こえた」と言い添えた。

タイムズ紙は、マスク氏が2024年にトランプ氏の側近として目立つようになるにつれて、麻酔薬ケタミンなどをこれまで知られていたよりもはるかに頻繁に使用していたと報じた。

マスク氏は24年のインタビューで、処方箋(せん)に基づき、気分の落ち込みに対処するため「少量」のケタミンを使用したことを認めていた。

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