ガスプロムによるガス供給、契約の順守は期待できず ドイツ首相

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独シーメンス・エナジーのブルッフ最高経営責任者(CEO)と「ノルドストリーム1」のタービン前で発言するドイツのショルツ首相(右)=3日、ドイツ・ミュールハイム市/Sascha Schuermann/AFP/Getty Images

独シーメンス・エナジーのブルッフ最高経営責任者(CEO)と「ノルドストリーム1」のタービン前で発言するドイツのショルツ首相(右)=3日、ドイツ・ミュールハイム市/Sascha Schuermann/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツのショルツ首相は3日、ロシアから欧州へガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム1」が再開されたとしても、ドイツはロシア国営エネルギー企業ガスプロムによるガス供給の契約について、順守されると期待すべきではないとの見方を示した。

ガスプロムはノルドストリーム1のガス供給が減少していることについてタービンに関連した技術的な問題が理由だとしている。

ショルツ氏はミュールハイム市を訪問し、問題のタービンがあり、搬送する準備ができていると述べた。ショルツ氏はタービンの視察のために同市を訪問し、タービンをロシアに輸出するのに、それを妨げる法律上の理由や技術的な理由、制裁は存在しないと語った。

しかし、ショルツ氏は、「我々にとっては、たとえ搬送がうまくゆき、ノルドストリーム1によるガス輸送が再びうまくいっても、それでも、再び問題が発生するかもしれないということを覚悟しなければならない」と述べた。

ガスプロムは先週、ノルドストリーム1のガス供給をさらに削減すると発表していた。ドイツ当局によれば、ガスの供給は20%まで減少している。

西欧諸国がロシアによるウクライナ侵攻を受けて制裁を科した対抗策としてロシアがガス輸出を削減した後、ノルドストリーム1の供給は能力の40%に減少していた。

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