ウクライナ穀物貨物船、トルコでの検査完了

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ウクライナからの穀物貨物船を検査する共同調整センター(JCC)の当局者/Turkish Defence Ministry/Reuters

ウクライナからの穀物貨物船を検査する共同調整センター(JCC)の当局者/Turkish Defence Ministry/Reuters

(CNN) ウクライナ南部オデーサの港を出た穀物貨物船が3日、トルコのイスタンブールで、共同調整センター(JCC)の検査を受けたことがわかった。ウクライナとトルコの当局者が明らかにした。今回オデーサを出港した貨物船はロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初めて穀物を載せてウクライナを出発していた。

トルコ国防省は2日、貨物船の検査はトルコ、ロシア、ウクライナ、国連の代表で構成された集団で実施すると明らかにしていた。

ウクライナのクブラコウ・インフラ相はフェイスブックへの投稿で、貨物船がJCCによる検査を通過し、目的地へ向かう準備ができていると述べた。

トルコ国防省はツイッターへの投稿で、検査を終了した貨物船は中東レバノンへ向かうと明らかにした。

JCCによれば、3時間にわたる検査では乗組員や貨物、JCCが合意した黒海のルートに沿った船舶の航行に関する情報の記録を調べた。

JCCは、今回の航行をもとに黒海を移動する商業船舶の安全な航行を継続できるよう手順やプロセスの調整を進めるとしている。

ウクライナの港3カ所から、新たに数百万トンの小麦やトウモロコシなどが輸出される予定だという。

今回の貨物船は1日、2万6000トンのトウモロコシを積載してオデーサを出発した。悪天候のために遅れが生じ、イスタンブールには2日夜に到着した。今後はレバノンの港に向かう。

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