スカイダイビングの小型機が滑走路外れる、14人重軽傷 米ニュージャージー州
(CNN) 米ニュージャージー州の空港で2日、15人を乗せたスカイダイビングの小型機が滑走路を外れる事故があり、当局によると14人が重軽傷を負って病院に運ばれた。
地元当局の発表によれば、セスナ208B型機のパイロットからエンジントラブルの報告があり、現地時間の2日午後5時半ごろ、同州クロスキーズ空港に着陸した同機が滑走路を外れて樹木に突っ込んだ。
パイロットは旋回を試みて着陸しようとしたが、うまくいかなかった。
この事故で負傷した乗客の多くはジェット燃料を浴びており、病院に搬送される前に洗浄を受けた。
搭乗者のうち14人は近くの病院に運ばれ、うち重体の3人はヘリコプターで搬送された。
CNN提携局のWPVIがヘリコプターから撮影した映像には、森林から複数の担架が運び出されて医療用ヘリに乗せられる様子が映っている。
航空機追跡サイトのフライトレーダー24によると、同機は追跡データが途絶える直前、毎分3008フィート(約916メートル)の速度で急降下していた。
事故を起こしたのはバージニア州の企業が所有する小型機で、モンロータウンシップにあるスカイダイビングセンターにリースされている。米国家運輸安全委員会(NTSB)の記録によると、同機は2023年、パイロットの操縦ミスで着陸時に前脚が破損する事故が起きていた。
機体は損傷が激しく、今後の調査で事故原因の究明にあたる。
事故については地元警察と検察、米連邦航空局(FAA)、NTSBが調査している。