ノルドストリーム1の天然ガス供給再開、ロシアからドイツに

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ドイツ・ルブミンにあるパイプライン「ノルドストリーム1」の受入基地/Stefan Sauer/picture alliance/Getty Images

ドイツ・ルブミンにあるパイプライン「ノルドストリーム1」の受入基地/Stefan Sauer/picture alliance/Getty Images

(CNN) ロシアのエネルギー大手ガスプロムは21日、パイプライン「ノルドストリーム1」経由の天然ガスの輸送を再開した。運営事業者のホームページのデータからわかった。

ノルドストリーム1の広報担当はCNNに対し「パイプライン経由のガス輸送の再開プロセスを進めている。所定の輸送量に達するまでは少し時間がかかる」と述べた。

ノルドストリーム1は定期点検のため10日間閉鎖されていたが、点検終了後も再開しないのではないかとの懸念が出ていた。

21日午前1~2時の輸送量は1時間当たり2138万8236キロワット時で、同パイプラインの輸送能力をはるかに下回っている。

ドイツの輸送網規制当局トップは20日、ガスプロムの21日の予定輸送量は輸送能力の30%にとどまるとツイートした。パイプライン閉鎖前は、重要なガスタービンの修繕を巡る争いが原因で、能力の40%しか輸送が行われていなかった。

欧州連合(EU)は20日、ロシアが天然ガスの欧州への供給量を劇的に減らした場合を想定したガス利用の制限計画を発表。加盟国27カ国に対し今年8月~来年3月に15%の需要抑制を求める内容となっている。

EUの行政執行機関、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は同日、ロシアの天然ガス供給の全面停止は「あり得るシナリオ」だと警告した。

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