コロナ禍でワイン余り、宅配の販売事業開始 アメリカン航空

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米アメリカン航空が、機内販売用のワインの宅配サービスを始めた/AaronP/Bauer-Griffin/GC Images/Getty Images

米アメリカン航空が、機内販売用のワインの宅配サービスを始めた/AaronP/Bauer-Griffin/GC Images/Getty Images

米テキサス州オースティン(CNN Business) 米大手のアメリカン航空は23日までに、新型コロナウイルスの影響で機内販売用などのワインの在庫が増え、顧客の自宅へ直接届ける新たなサービスを開始した。

ボトルごとの販売や月間99ドル(約1万300円)の料金で3本を託送する趣向を盛り込んでいる。ボトル1本なら値段は13〜40ドルで、最も高価なのはシャンパン3本入りの300ドル。

月決めの契約では値引き料金が提供され、支払った料金の1ドルごとにマイレージポイントの2マイルも積算される。

コロナ禍を受け各航空会社は便数の大幅減少を強いられ、感染防止策の観点から機内でのアルコール類の提供も禁止される場合が多い。それだけ酒類の在庫が膨らんでいる。

アメリカン航空も感染対策で乗務員と乗客の接触を減らすためアルコール類の機内販売を中止した。

今回打ち出した直送のワイン販売事業で今年の最初の3カ月間で約4万〜5万ドルの収益を見込む。

同航空の広報担当者は、この事業は短期間での収入確保を狙っているだけでなく、コロナ禍で航空需要が激減している中、空の旅の機会が少なくなっている顧客との関係を維持するための方策とも説明。客にファーストクラスやビジネスクラスで楽しめる味わいを提供出来ると述べた。

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