泥が生んだ1億ドル企業 リピーター続出の過酷レースとは

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コースに障害物を設置するだけで約20万ドル(約2500万円)かかり、各イベントの総費用は軽く50万ドル(約6000万円)に達する。しかし、参加者は料金を前払いするため、ディーン氏は投資家や銀行からの融資に頼る必要はない。

また仮にこのビジネスを売却すれば、多額の売却金が入ることはほぼ間違いないが、ディーン氏は売却する気はない。

ディーン氏は経営者として、同社の今後の成長を見守りたいと考えており、訓練プログラムやスポーツウェアメーカーとの協力、スピンオフイベントの開催を検討中だ。

同社はすでに、10~12マイルのコースがきつい人向けに、距離を短縮し、レース内容も多少容易にした「タフ・マダー・ハーフ」を発表した。

タフ・マダーのイベントでは時間は測らず、参加者は仲間と協力しながら、自分のペースで完走を目指せる。

ディーン氏は「タフ・マダーは試練であり、チームワークと友情が鍵を握る」とし、さらに「(このレースに参加することにより)人々は満足感や達成感を味わえる」と付け加えた。

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