財政難のギリシャ、島の別荘価格も激減 外国人の物色加速

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ユーロ圏離脱も取り沙汰されるギリシャでの不動産購入にはリスクが伴う

ユーロ圏離脱も取り沙汰されるギリシャでの不動産購入にはリスクが伴う

アパートの部屋も魅力的な賃貸料が見込め、有望としている。ただ、これらの島々は冬季に閉鎖されることへの注意が必要としている。

価格が安い物件を探すならより遠くにあり、住民数も少ない島々もある。パトモス島には多くのギリシャ人が不動産を持っており、経済悪化で売却が進む可能性もある。休日の喧噪(けんそう)や島々への時間がかかる移動を嫌うなら、価格が安くなっているギリシャ本土の物件を狙う選択肢もある。

しかし、現在のギリシャでの不動産購入にはリスクもつきまとう。同国が仮に欧州の単一通貨ユーロを放棄し、新たな独自通貨の導入を決めた場合、物件の価値は相当に減退する。政府が国家歳入の増加をにらんで不動産税を高くする可能性もある。経済や社会情勢が一層混乱した場合、外国人観光客は同国を避けるかもしれない。

結局、物件購入にはタイミングを見極めるのが必要な情勢にある。ユーロ圏脱退、新通貨導入となった場合、物件の価格はさらに安くなるからだ。

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