「頭の中を動くゴキブリ」、3日後に耳から摘出 NZ

当初は耳に水が詰まっていると考えられ、耳をドライヤーで乾かしていた/Zane Wedding

2022.01.14 Fri posted at 10:17 JST

(CNN) ニュージーランドの男性が先週プールに泳ぎに行った際に、ゴキブリが左耳に入り込み、そのまま3日間にわたって耳の中にとどまる出来事があった。

ゼーン・ウェディングさん(40)は先住民マオリの一員で、環境保護団体グリーンピースで勤務する。7日に地元オークランドのプールで泳いでいたところ、知らぬ間にゴキブリが耳の中に侵入した。

帰宅した時には既に、耳がふさがれているという感覚があった。

ウェディングさんは13日のCNNの取材に、「耳を洗い、その夜はカウチで眠りに落ちた」「朝起きると耳はまだふさがれていたので、病院に直行して開院するのを待っていた。それほど不快だった」と振り返った。

最初、医師は耳に水が詰まっている可能性があると考え、自宅に戻ってヘアドライヤーで乾かすように助言した。

しかし、ウェディングさんには何かがおかしいことが分かっていた。

ゼーン・ウェディングさんは片足でジャンプするなどあらゆる対策を試したという

「少しも安心できないまま病院を出た。その週末は大半の時間、体を横にしたり、耳にドライヤーを当てたりして過ごした。歩かないといけない時はたちまち目まいに襲われた。横になると鼓膜のあたりで水が動くのが聞こえた」(ウェディングさん)

うごめくような動きは9日夜に突然とまったが、耳はふさがれたままだった。そこでウェディングさんは翌10日に耳鼻咽喉(いんこう)科の専門医を受診する予約を取った。

医師は耳の中を調べるとすぐ、「何てこと。耳の中に虫がいるようです」と驚きの声を上げたという。

「その瞬間、週末に感じていた動きは全て、耳の中を動き回るゴキブリのものだったことに気づいた」(ウェディングさん)

医師は5分弱の処置で死んだゴキブリを耳から取り出した。

ウェディングさんは「ひとたび虫だったと分かると、すべて合点がいった。じっとしている時でさえ水が動くように感じられたのはそれが理由だった。頭の中で動いているのはゴキブリだった」と語っている。

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