ガザ住民と共に飢えて力尽きる医師や記者、支援111団体がイスラエルに封鎖解除を要求

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20日、ジキム地区で人道支援物資を待つ人々にイスラエル軍が発砲し、負傷者が病院に運ばれた/Ali Jadallah/Anadolu/Getty Images

20日、ジキム地区で人道支援物資を待つ人々にイスラエル軍が発砲し、負傷者が病院に運ばれた/Ali Jadallah/Anadolu/Getty Images

「もう取材する力がない」

大手報道機関2社は、現地で取材を続けるジャーナリストの状況に危機感を募らせている。

英語とアラビア語の放送局を運営するアルジャジーラは23日、ガザで取材を続けるジャーナリストについて「自分自身が生き延びるために戦う状況に陥っている」と伝えた。

「もし我々が今行動を起こさなければ、状況を伝えてくれる者が誰もいなくなる未来が到来する恐れがある」と同局のモステファ・スアグ事務局長は危機感を募らせる。

アルジャジーラのアラビア語特派員、アナス・アルシャリフさんは、SNSに「私は飢えにのまれ、疲労に震え、何度も自分に襲いかかる失神に抵抗している」と投稿した。「ガザは死につつある。私たちも共に死ぬ」

AFP通信は22日、同地に残るフリーランス記者らをガザから退避させようとしていることを明らかにした。

ロイター、AP、AFPの国際通信社大手3社は、世界中の報道機関に記事や写真、動画を配信している。

パレスチナ人ジャーナリストたちは、ガザで苦しむ人たちの目と耳になり、住民と同じ過酷な状況で暮らしながら、1年9カ月に及ぶ紛争の様子を伝えてきた。

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