米UCバークレーの教授射殺めぐり、元妻と現パートナー含む5人逮捕 ギリシャ

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射殺されたUCバークレーのプシェミスワフ・イジョルスキー教授/Łukasz Jeziorski/Why Donate

射殺されたUCバークレーのプシェミスワフ・イジョルスキー教授/Łukasz Jeziorski/Why Donate

アテネ(CNN) ギリシャの警察は、カリフォルニア大学(UC)バークレー校の教授プシェミスワフ・イジョルスキー氏(43)殺害事件に関与したとして、元妻と現在のパートナーを含む5人を逮捕した。

イジョルスキー氏は今月4日、子どもと面会し、親権に関する裁判所審問に出席するためアテネを訪れた際に射殺された。

ギリシャ国営放送ERTによると、5人は17日に検察官の前で証言する予定。

ERTの報道によると、逮捕者には、ギリシャ国籍の2人、アルバニア人2人、ブルガリア人1人が含まれている。ギリシャ国籍のふたりはイジョルスキー氏の元妻(43)と現在のパートナー(35)だった。

警察によると、UCバークレーのハース・ビジネススクールでマーケティング教授を務める経済学者イジョルスキー氏は、アテネ郊外の住宅街で至近距離から複数回撃たれ、その場で死亡した。

警察の報道官によれば、午後4時15分ごろ、銃を持った覆面姿の男が「徒歩で被害者に接近して至近距離から発砲」し、首と胸部に銃弾が命中した。現場から9ミリ口径の銃器の薬莢(やっきょう)7個が回収されたという。

発砲はアテネ近郊アギア・パラスケビにあるイジョルスキー氏の元妻の自宅付近で発生した。警察によると、2児の父であるイジョルスキー氏は前日、親権に関する裁判所の審問に出席していた。

警察によると、イジョルスキー氏にギリシャでの犯罪歴はない。

UCバークレーは声明で、イジョルスキー氏は「教えることに情熱を持っていた」と述べた。13年間にわたる在籍中、1500人以上の大学院生と博士課程の学生にデータ分析を教えたという。

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